箱根で犬と乗れる乗り物5選|ペット可否ガイド

箱根では、箱根ロープウェイ・箱根駒ヶ岳ロープウェイ・芦ノ湖海賊船(通常便)・箱根登山電車・箱根登山ケーブルカーの5つの乗り物すべてに犬を連れて乗ることができます。 ただし、乗り物ごとにケースへの収容やリード着用などの条件が異なります。ペットベース編集部が独自で調査した各乗り物の公式ルールを、犬連れ観光に役立てていただけるようまとめました。
目次▼
箱根の乗り物ペット可否サマリー
箱根の空中散歩、愛犬と一緒に絶景を楽しめます
まずは全乗り物の可否と条件を一覧にまとめました。
※2025年7月時点の公式案内をもとにした一覧です。
箱根ロープウェイ(早雲山〜桃源台)でペットと乗る
大涌谷のダイナミックな景観を愛犬と一緒に体感できます
箱根ロープウェイは、早雲山〜大涌谷〜桃源台を結ぶ全長4kmの大型ロープウェイです。箱根観光を代表する乗り物のひとつで、大涌谷の噴気孔や芦ノ湖を空中から見下ろせる絶景ルートです。犬連れで楽しめる、多くの愛犬家に人気の観光ルート。
犬と乗れるか
乗車できます。頭まで完全に隠れるケージかふた付きキャリーに入れることが条件 です。顔が出た状態や抱っこでの乗車は認められていません。ドッグカートは、犬の全身がカート内に収まっていれば利用可能です。スリングや抱っこ紐は不可であることに注意してください。
ケージ貸出サービス
各駅では有料のペットケージ貸出サービスを行っています。貸出ケージのサイズは幅31.5cm×奥行55cm×高さ36.4cmで、小型犬に対応したサイズです。数に限りがあるため、早い時間帯に利用するか、自前のキャリーを持参するのが確実です。
貸出ケージの料金は1回300円です。
自前のキャリーを選ぶ場合は、ふたが確実に閉まる構造のものを選んでください。ハードタイプ・ソフトタイプのどちらでも、全身が収まりふたが閉まれば使用できます。
料金と運行時間
箱根ロープウェイは早雲山〜桃源台間の全区間が均一料金です。区間ごとの料金設定はなく、どの区間から乗っても同一料金が適用されます。
2025年9月30日まで: 片道 大人1,500円・子ども500円 / 往復 大人2,500円・子ども800円
2025年10月1日以降: 片道 大人2,000円・子ども700円 / 往復 大人3,000円・子ども1,000円
ペットへの追加料金はかかりません。ただし、ケージ貸出を利用する場合は別途費用が発生します。
運行時間: 2月〜11月は9:00〜17:00、12月〜1月は9:00〜16:15です。約1分間隔で運行しており、各区間の所要時間は約10分です。強風(風速30m/s以上)や異常気象時は運休になります。
大涌谷エリアへの犬連れ
箱根ロープウェイの中間駅となる大涌谷駅は、噴気孔や名物の黒たまごで知られるエリアです。大涌谷を訪れる際も同じルールが適用されます。
犬連れで注意したいのが硫黄ガスです。 大涌谷は活火山の噴気地帯で、硫化水素が常に発生しています。犬は人間より嗅覚が鋭く、かつ地面に近い低い位置にいるため、ガスの影響を受けやすいとされています。特にフレンチブルドッグやパグといった短頭種、シニア犬や心臓疾患のある犬は、30分を超える滞在を避けるなど慎重に行動してください。
屋外の展望エリアはキャリーに入れた状態で散策できますが、施設内への入場可否は各スポットによって異なります。大涌谷の自然研究路への入場は事前予約制となっており、協力金(800円)が必要です。
当日は専用受付カウンターで予約完了メールを提示してください。黒たまごは乗り場付近の売店で購入できますが、犬に与えるのは塩分の観点から控えてください。
夏は早朝(9〜10時台)の訪問が特におすすめです。10時半を過ぎると観光バスや団体客で混雑し、気温も上がるため、犬への負担が大きくなります。
大涌谷は富士箱根伊豆国立公園の区域内です。環境省のQ&Aでは、リード着用でのペット持ち込みは罰則の対象にはならず、規制対象は「動物を放つこと」とされています(環境省 自然公園法に関するQ&A)。
ただし、国立・国定公園の山岳部では、他の利用者や野生動物への配慮からペットの持ち込み自粛を呼びかけている地域もあると環境省は説明しています。大涌谷周辺の各乗り物の同伴条件は、国立公園のルールとは別に各社が個別に定めています。
混雑時の注意点
大涌谷周辺は特にGWや夏休み期間中に混雑します。他の乗客との接触を避けるためにも、しっかりキャリーを固定し、犬が落ち着けるよう事前に慣らしておくことが重要です。初めてキャリーに入れる場合は、旅行前に自宅で練習しておくと安心です。スタッフから指示がある場合は必ず従ってください。

箱根ロープウェイ
神奈川県 足柄下郡箱根町
YouTubeの動画(あかまるさんちのチャンネル、2026年1月公開)では、正月の大涌谷で愛犬とロープウェイに乗り、「抱っこ紐に入れて頭を隠していれば乗れます」と話しています。ただし現在の公式ルールはケージやキャリーへの全身収容が条件で、抱っこ紐での乗車は認められていません。
@mamemugitan さんが柴犬をキャリーに入れて姥子駅〜大涌谷間の箱根ロープウェイに乗車した様子を投稿しています。
箱根駒ヶ岳ロープウェイでペットと乗る
箱根駒ヶ岳ロープウェイは、芦ノ湖畔の箱根園から駒ヶ岳山頂(標高1,356m)を結ぶロープウェイです。山頂からは芦ノ湖と富士山を一望でき、犬連れに人気の絶景スポットとして知られています。箱根ロープウェイとは別会社が運営する、ペットルールも異なる路線。
犬と乗れるか
乗車できます。ペットキャリーに全身を収容することが条件です。抱っこ紐での乗車は禁止 されています。また、車内ではキャリーを床に置くことが求められます。車内で犬をキャリーから出したり、膝の上に抱えたりすることはできません。
ケージ無料貸出
山麓駅(箱根園側)では小型犬用ペットキャリーを無料で貸し出しています。在庫は5個と限りがあるため、繁忙期や週末は早めに係員へ申し出ることをおすすめします。キャリーを持参していない場合に便利なサービスですが、中型犬や大型犬には対応していません。
料金と運行時間
往復料金は大人2,200円・子ども1,100円、片道は大人1,300円・子ども650円です。ペット同伴による追加料金はありません。無料のキャリー貸出サービスと合わせ、コストを抑えて利用できる点が魅力です。
運行時間: 始発9:00(上り)・最終16:30(上り)・最終16:50(下り)で、20分間隔で運行しています。強風・落雷など天候不順時は安全のため運休となります。
乗り場アクセス: 箱根園(神奈川県足柄下郡箱根町元箱根139)が乗り場です。小田原駅または箱根湯本駅からバスで約1時間5〜20分かかります。車の場合は東名高速厚木ICから約65分、御殿場ICから約45分です。箱根フリーパスの対象外路線のため、個別に料金が必要です。
山頂でのリード散策
山頂エリアでは、キャリーから出してリード着用での散策が可能です。標高1,356mの山頂には広い草原が広がっており、愛犬を連れてのんびり過ごせます。天気が良ければ富士山と芦ノ湖を同時に眺める贅沢な時間を楽しめます。
犬連れ旅行ブログ「ワンぱく」の箱根旅の体験記(2025年8月公開)では、夏の駒ヶ岳山頂を「日陰で21℃」と紹介しています。地上の暑さとは対照的に涼しく過ごせたそうです。
山頂は広い芝生エリアがあり、犬が短時間走れる環境です。排泄物は必ず持ち帰り、他の来園者への配慮をお願いします。
ワクチン接種証明書について
狂犬病・混合ワクチンの1年以内の接種が乗車条件となっています。接種証明書は提示を求められる場合があるため、携帯しておくと安心です。証明書はデジタル版でも対応している場合が多いですが、念のため紙のコピーも持参してください。
箱根園との組み合わせ
駒ヶ岳ロープウェイは箱根園の敷地内にあります。箱根園の一部エリア(水族館など)も犬連れで入場できる施設がありますが、エリアごとにルールが異なります。水族館など箱根園内の施設は、ロープウェイと同じ条件で入れるとは限りません。

箱根 駒ヶ岳ロープウェー「芦ノソラ」
神奈川県 足柄下郡箱根町
芦ノ湖海賊船で犬と乗る
芦ノ湖の海賊船デッキから富士山を望む特別な体験
芦ノ湖を就航する箱根海賊船は、箱根町港〜元箱根港〜桃源台港を結ぶ遊覧船です。かつてはペット乗船が禁止されていた時期もありましたが、2025年7月25日より通常便でのペット乗船が再開 されています。また、愛犬専用のクルーズ便も運航されており、犬連れには特に嬉しい船旅スポット。
通常便での犬同乗ルール
公式サイトのよくある質問では、ペットと一緒に乗船できるとしたうえで、港内および船内・デッキでは、必ず全身が入るペットケージなどを使うとしています。2026年9月9日のお知らせでも「通常、ワンちゃんはケージ(クレート)に入った状態でのみご乗船できます」としています。デッキでも、抱っこやリードだけで犬をケージから出すことはできません。
貸出ケージはないため、犬が全身入るケージやクレートを自分で用意して乗船します。
料金と運行時間(通常便)
同じ芦ノ湖を運航する箱根遊船では、体重30kg以下の犬が1頭300円で、毎月11日は無料です。
人間の乗船料金(2025年10月1日改定):
- 箱根町港〜元箱根港 片道:大人600円・子ども300円
- 箱根町港〜桃源台港 片道:大人1,700円・子ども850円
- 元箱根港〜桃源台港 片道:大人1,700円・子ども850円
- 往復:大人3,000円・子ども1,300円
運行時間: 各港から概ね30〜40分おきに出港しています。濃霧や強風など安全な運航に支障が生じる場合は、出港時刻の変更や運航中止となることがあります。出発前に公式サイトの運行情報を必ず確認してください。
乗船した人の口コミ
Googleの口コミ(2026年5月)では、特別船室にすると上の甲板の船首側に上がれて景色がよく見えたという声がありました。フリーパス購入者は1人700円の追加で特別船室に入れたそうです。
同じく2026年5月のGoogleの口コミには、ゴールデンウィークに富士山や箱根神社の鳥居を船から眺められたこと、桃源台港に車を停めてロープウェイで大涌谷から早雲山まで回れたことが書かれています。
一方、12月下旬の日曜に乗った人のGoogleの口コミ(2026年5月投稿)では、船内は自由席で座れない人もおり、約60分で1周する間は風が強くかなり冷えたとあります。寒い時期のデッキでは、犬にも防寒の備えが要ります。
ワンちゃん専用クルーズ
箱根海賊船では「ワンちゃん専用クルーズ」と呼ばれる特別便も運航しています。この便はリード着用のみで船内を自由に利用でき、大型犬(体重30kg超)も歓迎されます。通常便とは異なり、デッキに犬を降ろして歩かせることも可能です。
ワンちゃん専用クルーズの料金: 大人(中学生以上)3,500円・小人(小学生)1,750円で、犬の乗船料は無料です。
予約方法: 事前の申し込みが必要です。2026年は各日60組限定で、9月9日から専用ページで受付を始めました。乗船には、アプリ「Wan!Pass」にワクチンなどの証明書を登録しておく必要があり、当日アプリで予防接種証明を確認します。箱根フリーパスなどの周遊券では乗れません。
スケジュール: 運航日は不定期です。2026年は10月17日(土)・18日(日)の2日間で、受付は11時55分〜12時30分、箱根町港12時40分発・13時20分着の約40分間の周遊です。船はロワイヤルⅡで、リードを付ければ船内や桟橋を犬と一緒に歩けます(座席を使うときは敷物やマットを使います)。
ワンちゃん専用クルーズの注意事項: 出航20分前までに到着することが必要です。マーキング癖のある犬はマナーベルト着用が必須とされています。ブラッシングやボール遊びは船内では禁止です。愛犬が引き起こした事故や損害については飼い主の全額負担となります。
ワクチン要件
ワンちゃん専用クルーズは、狂犬病と5種以上の混合ワクチンを1年以内に接種していることが条件で、証明をアプリ「Wan!Pass」に登録しておく必要があります。
芦ノ湖海賊船の乗り場
箱根町港・元箱根港・桃源台港の3か所が乗り場です。箱根ロープウェイとの乗り継ぎを考える場合は、桃源台港が接続の中心となります。桃源台港からはロープウェイの桃源台駅へ徒歩で乗り継げます。
@chiro_maltipoo が箱根の海賊船とロープウェイに愛犬を連れて出かけた様子を投稿しています。

箱根海賊船
神奈川県 足柄下郡箱根町
箱根登山電車で犬と乗る
緑豊かな山を縫う登山電車で、愛犬とともに旅情を楽しめます
箱根登山電車は小田原〜強羅間(15駅・所要約35分)を走るラック式鉄道です。紫陽花の名所としても知られ、四季を通じて人気の乗り物です。箱根の観光ルートでは、小田急線から乗り換えて箱根エリアを縦断する役割を担っており、箱根フリーパスの対象路線。
犬と乗れるか
乗車できます。全身がペット専用ケースに収まっている状態が条件 です。三辺の合計が120cm以内、かつペットを含めた重量が10kg以内のケースを使用してください。ケースに入っていても体の一部が外に出ている状態は認められません。
条件を満たせば、乗車券の購入は人間分のみで問題ありません(ペット追加料金はかかりません)。小田原〜強羅間の運賃は大人770円です。
ケースサイズの目安
三辺の合計が120cm以内・重量10kg以内という基準は、小型犬(概ね体重5〜6kg以下)を想定したサイズです。中型犬(体重10kg超)はキャリー込みで10kgを超えることが多く、乗車できない場合があります。愛犬の体重とキャリーの重量を合算すると、10kgに収まるかの目安になります。
ペットカートについて
ペットカートを使用する場合、全身がカートのキャリー部分に収まっていることが条件です。フレームを折りたたんで手回り品として扱える構造のものは持ち込めます。キャリー部分が取り外せないタイプや、フレームが折りたためない構造のカートは乗車できません。
カートが条件に合うかは、キャリー部分の収まり方とフレームの折りたたみ構造が分かれ目です。
注意点
ケースに入っていても、他の乗客に迷惑をかける恐れがある場合は、乗車をお断りされることがあります。アレルギーを持つ乗客や動物が苦手な方へ配慮し、混雑する時間帯は特に気を配ってください。盲導犬・介助犬は証明書とハーネス着用により、ケースなしで乗車できます。
犬連れ電車移動のヒント
朝の早い時間帯や平日は比較的空いているため、愛犬を連れた移動がしやすい傾向にあります。車内での犬の鳴き声を抑えるために、乗車前に十分散歩させておくことも有効です。箱根フリーパスを使うと登山電車を含む複数の乗り物が乗り放題になり、犬連れ旅行のコスト管理がしやすくなります。
箱根登山ケーブルカーで犬と乗る
箱根登山ケーブルカーは、強羅〜早雲山間(1.2km・所要約10分)を走ります。箱根ロープウェイの乗り換え駅となる早雲山まで標高差209mを一気に登るルートで、強羅から箱根ロープウェイへのアクセスに欠かせない存在。
登山電車と一体的に利用されることが多く、箱根フリーパスの対象にも含まれています。
犬と乗れるか
乗車できます。箱根登山電車と同じルールが適用されます。全身がペット専用ケースに収まっていること、三辺の合計が120cm以内かつ重量10kg以内(ペット込み)であることが条件です。登山電車と通しで利用する場合も、同一のケースで対応できます。
カートについて
ペットカートは、全身がカートのキャリー部分に収まっており、フレームを折りたたんで手回り品として扱えるものは持ち込めます。カート本体が折りたためない構造の場合や、キャリー部分が取り外せない場合は乗車できません。
ケーブルカーならではの注意点
ケーブルカーは急勾配を走るため、乗車中にキャリーが傾いたり滑ったりする可能性があります。床にしっかり置けるサイズ・形状のキャリーを選ぶことが安心です。車内が狭いため、他の乗客との距離が近くなります。犬が吠えないよう事前に落ち着かせておくことが大切です。
早雲山駅での乗り継ぎ
早雲山駅はケーブルカーとロープウェイの乗り換え拠点です。乗り継ぎ時間に余裕を持たせると、犬のトイレ休憩や水分補給ができます。駅周辺の屋外スペースでひと休みしてから乗り継ぐことをおすすめします。
@loaloa.gram がチワワを箱根登山ケーブルカーに乗せて、車窓からの景色を楽しんだ様子を投稿しています。
犬連れ箱根 乗り物活用コース案
箱根を犬連れで乗り物を最大限に楽しむためのルートをご提案します。乗り物の組み合わせで1日の行程を効率よく組める、犬連れ向けの柔軟なルート。
コースA:乗り物全制覇ルート(小田原〜桃源台〜箱根町港)
所要時間目安: 約6〜7時間(観光含む)
小田原駅(箱根登山電車のりば)
小田原駅東口に箱根登山電車の乗り場があります。改札を入ってホームに進み、強羅方面行きに乗車します。小田原〜強羅間は約35分で、途中の宮ノ下・彫刻の森などにも停車します。車内はボックスシートも一部あり、キャリーを膝前の床に置いて座れます。
強羅駅(ケーブルカー乗り換え)
強羅駅の改札を出てすぐ左手にケーブルカーの乗り場があります。乗り継ぎは徒歩1〜2分です。駅周辺に公衆トイレがあるため、犬のトイレ休憩をここで済ませておくと安心です。強羅〜早雲山間は約10分です。
早雲山駅(ロープウェイ乗り換え)
早雲山駅はケーブルカーとロープウェイが同じ建物内で接続しています。ここにもペットケージ貸出窓口があります。乗り継ぎ前に駅外の屋外スペースで水を与えてください。
大涌谷駅(途中下車・観光)
大涌谷駅で途中下車して噴気孔エリアを散策できます。キャリーに入れたまま屋外展望エリアを回れます。硫黄の臭いが強いため、短頭種やシニア犬は滞在時間を30分以内に抑えることをおすすめします。
桃源台駅(海賊船乗り場へ)
ロープウェイで桃源台駅に到着後、出口を出て徒歩約2〜3分で桃源台港の海賊船乗り場に着きます。港には待合スペースがあります。犬は港内でも全身が入るケージに入れておきます。
箱根町港・元箱根港(終点)
桃源台港から箱根町港まで約30〜40分です。海賊船ではデッキでも犬はケージに入れたままですが、ケージごと一緒に芦ノ湖の景色を楽しめます。箱根町港・元箱根港の周辺には箱根神社や飲食店も多く、下船後の散策もできます。
料金のポイント: 箱根フリーパス(フリーエリア内・2日間有効・2025年10月1日以降 大人6,000円)を使えば登山電車・ケーブルカー・ロープウェイ・海賊船がすべて乗り放題です。フリーパスでまかなえるのは人間の運賃で、ロープウェイ・登山電車・ケーブルカーでは犬の追加料金はかかりません。
犬のトイレ・休憩ポイント: 強羅駅周辺・早雲山駅外・大涌谷の屋外エリア・桃源台港のそれぞれで屋外に出てひと休みできます。長時間の移動になるため、水と携帯用トイレシートを必ず持参してください。
コースB:駒ヶ岳ロープウェイ組み合わせルート
芦ノ湖エリアを中心に楽しむルートです。元箱根港や箱根町港から海賊船で桃源台方面へ向かい、箱根園(桃源台から車またはバス)から駒ヶ岳ロープウェイで山頂を目指します。山頂での草原散策を楽しんだ後、再び箱根園に戻ります。
箱根ロープウェイと駒ヶ岳ロープウェイを両方楽しみたい場合は2日間に分けると余裕があります。
犬連れ宿泊情報: 乗り物を楽しんだあとは箱根でペット同伴可の宿に泊まれます。箱根でペットと泊まれる宿の詳細はこちら。
モデルコースの詳細: 犬連れ箱根観光モデルコースの全行程はこちら。
乗り物共通の犬連れ注意点
各乗り物に共通する、乗車前の必須チェックポイント。
キャリー・ケージの選び方
サイズ選びを最優先に。 登山電車・ケーブルカーは三辺合計120cm以内・重量10kg以内(ペット込み)という基準が共通です。ロープウェイの貸出ケージは幅31.5cm×奥行55cm×高さ36.4cm(三辺合計約122.9cm)が目安です。自前のキャリーを用意する場合は三辺合計が120cm以下のものを選んでください。
ソフトタイプのキャリーは軽量で持ち運びやすく旅行に向いています。ただし、ふたのファスナーが確実に閉まるものを選びます。ハードタイプはケーブルカーの急勾配でも安定しやすいメリットがあります。愛犬が長時間過ごしても疲れないよう、体格に合ったサイズを選ぶことが大切です。
ワクチン証明書の携帯
駒ヶ岳ロープウェイは、狂犬病と混合ワクチンの予防接種を受けていない犬は利用できません。海賊船のワンちゃん専用クルーズは、5種以上の混合ワクチンの1年以内の接種と、アプリ「Wan!Pass」への証明の登録が必要です。 狂犬病予防接種証明書と混合ワクチン接種証明書を用意しておきましょう。デジタル版(スマホの写真など)でも対応している施設が多いですが、念のため紙のコピーも持参すると安心です。
箱根町内で犬を飼育する場合は、取得から30日以内の登録と毎年4〜6月の狂犬病予防注射が義務付けられています(箱根町 犬の登録と狂犬病予防注射について)。
観光で愛犬を連れてくる場合にこの登録義務自体は適用されませんが、各乗り物で求められるワクチン証明書は、地域全体で進める狂犬病予防の取り組みと軌を一にするものです。ふだんから動物病院で接種記録を更新しておくと、旅行時もスムーズに提示できます。
繁忙期の混雑対策
夏休み・GW・紅葉シーズンは各乗り物とも混雑します。他の乗客への配慮が一層必要です。犬が不安から吠えたり暴れたりしないよう、乗車前に十分な運動をさせておくことと、お気に入りのおやつやおもちゃをキャリーに入れておくことが効果的です。スタッフから案内がある場合は必ず従ってください。
犬のコンディション管理
長時間の移動は犬にとって負担になる場合があります。炎天下のロープウェイや船上は熱中症のリスクがあるため、夏場は特に水分補給を頻繁に行ってください。標高の高い山頂エリアは涼しい反面、急な天候変化もあります。薄手の防寒着を準備しておくと安心です。
ルールの変更に備える
本記事は2025年7月時点の公式情報をもとにしており、芦ノ湖海賊船と箱根ロープウェイの犬のルールと運賃は2026年9月時点の内容です。ペットに関するルールは予告なく変更されることがあります。特に海賊船は過去に一時中止の経緯があるため、訪問前に公式サイトで最新の運行状況をご覧ください。
犬連れ箱根の乗り物 よくある質問(FAQ)
大型犬(体重30kg超)は乗り物に乗れますか?
乗れる乗り物と乗れない乗り物があります。箱根登山電車・箱根登山ケーブルカーは、ケース(三辺合計120cm以内・ペット込みの重量10kg以内)に全身が収まることが条件です。箱根ロープウェイ(頭まで隠れるケージかふたが閉まるキャリー)と箱根駒ヶ岳ロープウェイ(ペットキャリーなど)は、重さではなくキャリーやケージに全身が収まるかどうかが条件です。
登山電車・ケーブルカーは、大型犬ではケース込みで重さの制限を超える場合がほとんどのため、事実上乗れません。ロープウェイも、大型犬が入るケージを用意できるかどうかが分かれ目です。
芦ノ湖海賊船の通常便は、港内・船内・デッキとも全身が入るケージが必要です。一方、ワンちゃん専用クルーズは大型犬も歓迎(犬種は問わない)されており、リード着用のみで乗船できます。ケージに入らない大型犬と乗るなら、ワンちゃん専用クルーズが現実的な選択肢です。
雨の日や強風時はどうなりますか?
箱根ロープウェイは風速30m/s以上の強風時に運休します。箱根海賊船は濃霧や強風など安全な運航に支障が生じる場合、出港時刻の変更や運航中止となります。駒ヶ岳ロープウェイも強風・落雷時は安全のため運休です。
雨天でも強風でなければ基本的に運行しますが、箱根は急な天候変化が起きやすいエリアです。天候が崩れた日は無理に乗らず予定を組み替えるのも、犬の体力管理には有効です。
夏の暑さや冬の寒さで犬への影響はありますか?
夏は熱中症に特に注意が必要です。ロープウェイのゴンドラは密閉空間で、乗車中に気温が上がることがあります。海賊船のデッキも直射日光にさらされます。
水を多めに持参し、アスファルトに犬の足が触れないよう配慮してください。特に大涌谷付近の地面は夏に高温になるため、カートへの乗車が推奨されます。
冬は駒ヶ岳山頂など標高の高いエリアで寒さが厳しくなります。薄手の防寒ウェアを準備しておいてください。ロープウェイのゴンドラ内は乗客の体温で暖かい場合が多いですが、下車後すぐに外気に触れるため、特に短毛種や小型犬には防寒対策が必要です。
キャリー・ケージの貸出はありますか?
借りられる施設とそうでない施設があります。箱根ロープウェイは各駅でペットケージを貸し出しています(有料・1回300円)。箱根駒ヶ岳ロープウェイは山麓駅(箱根園側)で小型犬用キャリーを無料で5個まで貸し出しています。
箱根登山電車・箱根登山ケーブルカー・芦ノ湖海賊船の通常便にはケージ貸出サービスはありません。キャリーを持参していない場合は、ロープウェイ各駅の貸出を先に確保するか、箱根園のキャリー貸出を活用してください。
箱根フリーパスでペット料金も無料になりますか?
箱根フリーパスで無料になるのは人間の乗車料金のみです。なお、ワンちゃん専用クルーズは箱根フリーパスなどの周遊券では乗れません。
ロープウェイ・登山電車・ケーブルカーでは、ペットの追加料金はかかりません。
乗り物でのペットの排泄はどうすればよいですか?
各乗り物の車内・船内でのペットの排泄は禁止されています。乗車前に十分な排泄を済ませ、マナーベルトを着用させておくことが基本です。
乗り換え拠点となる強羅駅・早雲山駅外・大涌谷の屋外エリア・桃源台港付近のそれぞれで屋外に出てトイレ休憩の機会を作ってください。排泄物が発生した場合は、持参した袋とペットシートで必ず回収し、公共の場所を清潔に保つようにしてください。排泄物の持ち帰りは、乗り物でも観光地でも共通のマナー。
犬連れ箱根の乗り物のまとめ
箱根の絶景と愛犬との乗り物旅
箱根は犬連れで楽しめる乗り物が充実した、日本でも数少ない観光地です。事前にケースの準備とワクチン接種証明を整えておけば、ロープウェイから海賊船、登山電車まで、多彩な乗り物体験を愛犬とともに楽しめます。
キャリー選びが最大のポイントです。 登山電車・ケーブルカーは三辺合計120cm以内・ペット込み10kg以内。ロープウェイ各駅では有料ケージ貸出もあります。駒ヶ岳ロープウェイはワクチン未接種の犬は利用できず、海賊船のワンちゃん専用クルーズはアプリでの証明登録が必要なので、狂犬病・混合ワクチン接種証明書を必ずご用意ください。
箱根フリーパスを活用すれば登山電車・ケーブルカー・ロープウェイ・海賊船を乗り継ぐルートをコスト効率よく楽しめます。大涌谷エリアでは硫黄ガスへの配慮も忘れずに。
箱根エリアの犬連れスポットや宿泊情報は箱根エリアページでまとめてご紹介しています。乗り物制覇・大涌谷散策・芦ノ湖クルーズと、愛犬と楽しめる体験が揃う箱根ならではの旅程。乗り物巡りとあわせて、愛犬との箱根旅行をたっぷり満喫してくださいね。



